ぬまぞこ思考ログ(極めて浅い)

ぬまぞこ思考ログ(極めて浅い)

狭く浅い知識と少ない語彙で書き連ねる思考ログ

好きな芸人(金属バット)が炎上した話。

とうとう炎上した。

私だけじゃなく、彼らのファンならこうなることは想定内だったと思うし本人もずっと以前から予想していたはずだ。

マナカナネタがネットに上がっている事について懸念している旨の発言を何度もしていた。(但し当人は楽観視している節もあったのでまさか本当に炎上するとは思ってなかったかもしれない)


問題のマナカナ映像について誤解している人も多いが、そもそもあれは「不謹慎ネタをやって集まったお金を寄付にあてる」というコンセプトのチャリティーライブもので、本人はこのネタがyoutubeにアップロードされることを知らなかったという経緯がある。アップしたのはライブを主催した先輩芸人であり、本人らは「見つかったらやばい」と前々から言っている。

なので公の場(ネット)であのネタするのは馬鹿だという批判も違法アップロードが悪いという擁護もどちらも的外れだ。

もっと早く消せば良かったのにとは思ってしまうけど。


自分は金属バットが好きだけどあれらは差別ネタだと思うしあれを見聞きして傷付く人がいるというのも分からなくない。

でも私は金属バットの漫才で笑う。

しかしながら私はレイシストというわけでは無い。

彼らは昨年末にも少し批判を受けていたがその時は漫才中に女性への暴力を匂わすボケがあったからで、私はこの時のネタも好きだ。しかし当然女が殴られることを許容しているわけじゃない。


あれは言っちゃいけないことを言って面白がっているだけ。うんこちんこと騒ぐ子供と同じだという分析も目にしたが、それは本当にその通りな気がする。多少の皮肉はあるだろうが強い思想もないし尖ってるつもりもないはずだ。そもそも何をもって尖りと言うのがわからないけど。


この時代にあんな酷いネタをする人間がいるなんて信じられない。時代遅れだし愚かだと沢山言われている。

確かに差別と分かった上で差別ネタをする金属バットはタチが悪いのかもしれない。

だけど一連の炎上で「さっさと消えろ」「差別ネタするあいつらは日本人じゃなく在○に違いない」「あいつらこそ病気みたいな顔してる」「反社、闇組織と関係あるだろ」などとそれこそ勝手で一方的な決め付けでレッテルを貼り罵る風潮が私は一番怖い。批判の域を超えた発言を悪意じゃなくて正義感から言ってるのであれば尚更。

こんな攻撃的なことを書き込む人が「人を傷つけない笑いこそ素晴らしい」と言ってるのかと思うと気持ち悪くてしょうがないしそっちの方が笑えない。


私は変わらず金属バットが好きだし金属バットの漫才やラジオに救われてきたしこれからも変わらず応援するつもりだ。 

 

(※思いのままに書いたので後から編集するかもしれない)

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【レポ】分割百物語オールナイト5(2019.04.13)

4/13深夜に阿佐ヶ谷ロフトで開催された、分割百物語オールナイト5を観に行きました。

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このライブの過去記事はこちら

【レポ】分割百物語オールナイト2(2018.08.25) - ぬまぞこ思考ログ(極めて浅い)

【レポ】分割百物語オールナイト3(2018.10.27) - ぬまぞこ思考ログ(極めて浅い)

 

過去4回も全て観てきて正直少しマンネリ感というか、私個人の感覚として間近で怪談を聴けるということに対する新鮮味がやや薄れてきていたのだが、今回改めて怪談の奥深さに気付くことができた。

 

▼残念ながら今回はランジャタイ国崎さんが諸事情により不参加f:id:satori0875:20190414175953j:image
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このライブは出演芸人さんは固定。ゲストも西浦和也さんはレギュラー、いたこ28号さんも過去数回出演されている等固定メンバーが多い中で、毎回話のエピソードの内容やライブ全体の空気感が違うのが面白いところだと思う。

今回は全体通して不思議な話や妖怪の話が多く、身の凍る恐怖というよりは狐につままれたような

 

え、結局なんだったの?

 

と思わず首を捻るような独特な後味が今でも消化できないままに気持ち悪く残っている。


初登場ゲストはゴールデン街ホラーズ夜馬裕さんと風来坊伊山さん。

▼夜馬裕さんf:id:satori0875:20190414180726j:image

▼風来坊 伊山さん
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私はどちらも初めて観たがお二人共めちゃくちゃに良かった。(語彙力)

夜馬裕さんは低いトーンの落ち着いた語り口調が印象的で、怪談は長尺でちょっとした短編映画を観ているぐらいのボリューム感と描写力。

伊山さんは相変わらず隙あらばボケようとしてくるいたこさんを否したりツッコミ入れたり笑いを取りながらも怪談を話し出すとそのスピード感と抑揚に引き込まれてしまった。

お二方ともとにかく本当に良かったので是非また来て欲しい。また観たいし聴きたい。


一番最初の夜馬裕さんの怪談が不思議な話だったからか、その後もなんだかよくわらない、オチのはっきりしないエピソードが続き、いたこさんの妖怪話も加わって今までに無い独特の空気感が漂う時間を体験することができた。

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今回も沢山の怪談を聴いた中で特に印象的だった話は

・防音設備付きの事故物件(夜馬)

・人魚の島(夜馬)

・倉庫のオーブ(西浦)

・宇宙人とSEX(いたこ28号)

・タケダの話もろもろ(伊山)


「事故物件」「人魚の島」「宇宙人とSEX」あたりが特に不思議度高めで興味深かった。

どれもおかしなものが見えたり不可解な体験をするエピソードなのだが、結局のところ最後まで聞いてもイマイチ辻褄が合わず腑に落ちない。原因も因果もよくわからない。

芸人さん側も客席も反応に困ってしまう、そんな話が立て続いた頃にいたこさんが仰った

「実体験の怪談というのは自分に降りかかった事実だけで、普通の人はその現象の背景や原因をわざわざ調べたりしないもの。ピースが揃っていない状態で語り継がれるから綺麗なオチが付かないものが多い」

という言葉の説得力に思わず声をあげてしまった。

確かにその通りで、だからこそ話としては歪で不完全なのに妙なリアル感とともになんとも言えぬ気持ち悪さが押し寄せてくる。(この感覚が堪らなく好きだ)

▼聴き手側もどこか心地悪そうな感じ

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他にもぬらりひょんや河童といった妖怪の話題やひとりかくれんぼの話など個人的に好きな題材についてのお話も聞けたり、毎度のように出てくる例の場所が今回もやっぱり出てきたり、とにかくほんと私得な回でございました。

 

話は少し変わって、

ライブ中にいたこさんも少し触れていたが、回を重ねるにつれ最初の頃のように芸人さんも怪談師さんも入り混じって話をしていくというスタンスではなく、怪談師さんメインで話し芸人さんが聞き役に徹する感じが今回特に強かった気がする(国崎さんが居なかった影響もあるかも)。

でも私はたまに挟まる芸人さん側の怪談や体験も大好きなので、あくまでメインは怪談師さんとしても時々芸人さんのお話も聴けたら嬉しい。

今回でいうと木田さんのバイトの話、結構特殊な仕事なのでもっと色々聴きたかった。

(エピソード弱いと総ツッコミ食らってましたが負けないで今後もどんどん話題ぶっ込んでほしいです…!)

 

そして芸人さんメインの怪談決鬼集会も…是非また…!!

 

分割百物語オールナイト、次回は怪談の季節に開催が決まっているそうなので次もまた行きたいと思います。

ゴールデンボンバーやっぱすごいって話

元号「令和」が発表されたのが4月1日午前11:40

その約1時間後の12:50にはゴールデンボンバーが新曲「令和」のMVを完成させて更に1時間後の13:44にはMVをYouTubeに公開、同日中に配信開始というすさまじいスピード感が話題になった。

そして4月3日現在、YouTubeのMV動画の再生数は300万回にまで上っている。

 

youtu.be

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運動嫌い、運動をはじめる。

運動が嫌いだ。

できることならずっと横になっていたい。

座っているのすらだるい。

そんなマインドで生きているぐうたらの極み女がとうとう人生最大体重に突入してジムの入会を決めた。

…とは言いつつ実は去年の秋から通っていて一時は順調に減りつつあったが、年末年始でまた最大体重を更新する体たらくである。

 

2019年は「自分を好きなる」という目標を立てたので好きになれる自分になるために今からほんとに本気出す。出したい。出せる…といいな。


それにしても、毎年のことながら年末年始は怒涛の勢いで過ぎていくもので、クリスマスぐらいから日々の流れに気持ちが追いつかなくなり気が付けば正月休みも終わっているものだから、なんとか一年の目標を立ててそこに向けての行動を起こすべく立ち上がった時にはもう1月も終わりだったりして。
とっくに遅れたスタートに気付き開始早々やる気も萎えて結局目標放棄した挙句に堕落した一年を過ごす、というのがテンプレのダメ人間なんですが、今年は今年こそは頑張る。
なぜなら人生最大体重だから。

 

実は今までも何度かジムに通ったことがあったものの元来運動嫌いなために続いた試しがない。色々考えた結果、ダイエットにおいて一番大事なことは食事制限とか運動とかそういうのじゃなくモチベーションの維持だという結論に至った。同じ失敗を繰り返さないために今回は色々と試行錯誤していくつもりだ。

運動音痴で運動嫌いなわたしがジムに通い続けるためには健在意識のみならず潜在意識から変えていかなきゃあならない、かといって休日はほとんど布団の中で過ごしているような生活を送っている人間が最初からアスリートレベルの思考でプログラムを組んでしまっては続くわけがない。
自分なりに色々工夫していこうと思っている。

 

そんなわけで2019年はジム通いを頑張るのでブログで記録をつけていくことにしました。
現時点の体重/体脂肪率を基準に今年一年でどう変化するのか(さらに増える可能性もあるけど)生温い目で見守っていただければと思います。
一年なんの変化もない現状維持なのが一番つまらないから減らすにしても増やすにしてもがんばる。

 

ここまで大風呂敷広げておいて結局今回も続かずにひっそりとジムをやめこの記事もこっそり削除、という結末を迎えることもあるかもしれません。その時はこいつとことんクズだなと笑ってください。

金属バット(芸人)を好きになった話の続き。【ラジオの話】

 

satori0875.hatenablog.com

これの続き。

いつもヘラヘラして真面目な質問には徹底してふざけた返答をし口も悪く掴み所のない二人のことを深く知りたいと思い、既に200を超えていたyoutubeのラジオ音源を聴き漁る日々がはじまった。

(本人も言ってるけど初期の音源はなかなか聴いてられないクオリティだった(ラジオ慣れしていない上に知らない人の名前ばかり出てきてよく分からない)ので最新のものから遡って聴くことにした。今から聴き始める人も、初回から聴いて無理だと思っても200回過ぎたぐらいの適当な回から聴いたら楽しめるかもしれない。)

 

何ヶ月もかけて一通り聴き終えたものの結局のところ深い部分の本音や情熱のこもったトークはほぼ聴けず、ただ下ネタや差別発言にコーティングされたその奥から滲み出る優しさや真面目さを(勝手に)感じ取ることはできた。

不良が野良猫に優しくしてると普段とのギャップの大きさから一気に好感度が上がる傾向にあるけど、そういうの差し引いてもしても金属バットは二人とも真面目だと思う。もちろん「不良が野良猫に優しい」的な好感度の上がり方もしてるけど。


最初は30分だったラジオが、送られてくるメールが増えるに従って1時間を超え2時間に及ぶ長尺番組になっても届いたメールを全て読み上げるシステムが暫くの間続いていたり、独特すぎる長文メールに辟易しつつも毎回丁寧に全文読んでいるところも真面目だと思う。勝手にやってる自主ラジオなのだから自分たちのやりやすいようにすればいいものを、どんなにアクの強い文章でも律儀に読みあげる。こちらは二人が辟易している様子も含めて大変楽しい。

変化球メールから思わぬ方向へ膨らんでいく話題と、それでも毎回最後はちゃんとリスナーの質問に返答しありがとうございましたと添えて締める流れも良い。

 そんな感じで最初は不快だった椅子の軋む音やゲップ、放屁すらも寧ろ二人らしくていいと思い始めた頃にはもうすっかり沼に浸かっていた。

 

いつも飄々とした態度の二人は私にとってはオカルトに思えていたし、どこか浮世離れ俗世離れ人間離れした印象すら抱いていた。でもラジオを聴くと当たり前だけどちゃんと人間味のある人間だった。

 

先にも書いたがラジオから二人のお笑いについての熱い話を聴けることは皆無である。

しかし二人は頻繁に「あの人らのネタが面白かった」「あのコンビはスタイル変えてきた」と感想を言い合っていたりする。M-1に対する意気込みも冗談めかしてしか言わないが、結果を見る時に緊張してしょうがないなどと愚痴っているのでやはり並々ならない気合と覚悟で臨んでいるのだとわかる。2017年のM-1三回戦では警告音に驚いた小林さんがオチ台詞を飛ばし、たまにテレビに出ればあからさまに普段と様子が違ったりするので意外と緊張しいでもある。

そういう人間らしさが垣間見える度に、浮世離れした初期の印象からかけ離れていく筈なのにまた沼の奥に一歩進んでいくような気がする。

 学生時代にWhiteberryの「夏祭り」みたいな恋愛をしたかったと嘆く友保さんも、京極夏彦など重めの小説読んでるくせに漢字が全然読めない小林さんもギャップがいい。

そして偏見と差別にまみれたトークも不思議と笑って聴けるのは、クラスの5軍にいる地味な生徒が放課後集まって自分の事を棚に上げながら周りのクラスメートの悪口や噂話を言い合ってる感じと似てるからかもしれない。

当然内容は過激だし著しく偏ってるので聞く人が聞いたら怒るんだろうけど、結局は虐げられる側が影で好き勝手言ってるだけという雰囲気があるので私は不快にはならず聴いていられる。

こうして自分もキャンディホイップの仲間入りとなった。

 

最後に。

金属バットのラジオに関することで印象深い出来事が2つあるのでそれも書いておく。両方とも今年の9月に行われたラジオ最終回イベントにて。

ここからただの今更感しかないイベントレポ。

 

この日は諸事情により最終回を迎えることになったラジオ最後の公開収録だった。「売れたらすぐにこのラジオを辞めて動画も削除する」と散々言っていたものの結局別の事情で辞めることになり、それでも相変わらずのユルい調子で普段通りに喋っていた友保さんがイベントの一番最後に「売れたら辞めると言ってたけど(不本意な終わり方になったので)俺らが売れたらまたはじめる。それまで力溜めときますんで」と残した。この言葉で救われたファンは多かったと思う。実際それが叶うかどうかはどうでも良く、少しでもこうして思って言葉にしてくれたことが嬉しかった。

5年間も毎週続けたラジオにちゃんと思い入れがあるのだとリスナーにわかるように伝えてくれたと思う。

 

もう一つ、この日はグッズの即売会イベントも兼ねていたのだが、自分達の人気を侮っていたのか大人数が集まったイベントで時間配分や制約がひとつも設けられていなかった。

そのため記念写真だけに収まらず何枚も色紙にサインを頼む人や購入したグッズにサインしてもらう人など、一人あたりの対応に時間が掛かり予定の1時間では対応しきれなくなってしまった。

私自身はなんとか時間内に対応してもらえたものの、正直内心は(これだけ並んでる人いるのにだらだらサイン頼むなよ…)と苛立ちもありつつ結局きちんとルール決めされていなかったのが悪いとモヤっていたが、後半スタッフに「巻きで」とアナウンスされ困惑した様子の金属バットの二人はその後も嫌な顔ひとつせずお客さんを急かすこともなくサインをしたり写真を撮ったりと丁寧な対応を続けている姿が見えて、その様子にこちらのイライラもおさまった。(当然尺が巻けるはずもなく、時間内に収まらなくてイベント終了後にも即売会延長という対応がとられていた。)

 

勿論自分はファンなので贔屓目に見ていることは否めないし漫才ではない部分を褒めちぎったところで意味のないことなのかもしれないけど書いておきたかったので書いた。

 

今はとにかくM-1の敗者復活戦が楽しみで仕方ないです。

正解も不正解もないってわかってるけど正解を探しがち

子供の頃にドラマを見ていてありがちな、立てこもり犯を主人公の刑事が説得するシーン。

人質に凶器を突き付けた犯人が刑事に対して「うるさい!お前なんかに俺の気持ちが分かるもんか!」って怒鳴る場面、よくありますよね。というか毎回ある気がする。

 

ある時見たドラマAでは犯人に対して刑事は「分かるさ!俺も実は昔にこんなことがあって云々…」と犯人に似た自分の境遇を話し出して犯人が感動、最後は自首して円満解決する一方で、別のドラマBでは「お前の気持なんか分からないさ!分からないが俺は云々…」と自分の持論を展開する刑事の言葉に犯人の心が動かされて結局自首して解決。

昔から私はこれが気になって仕方がない。

 

ドラマAの場合、犯人の深層心理には自分一人がこんなに辛い思いをしてるとか悲惨な過去を持ってるとか理解してもらえないとか、そんな感情があるから自分と似た境遇の刑事の言葉に心が動いて自首したのであって、もしここで「お前の気持ちなんか分からない!」などと答えていたらきっと刑事も人質も殺される結末になっていたはずで、逆にドラマBの犯人は綺麗事にうんざりしてて本音でぶつかってくる相手を求めていたからこそ敢えて犯人に共感をしなかった刑事に感動したのだと思う。

もちろん全部勝手な深読みでしかないんですけど。

こんな感じで私は昔からドラマを見ているとどうしても考えてしまう。 

自分が同じ状況だったらこの刑事のように正解の台詞を言えるか?

 

昔から国語が好きで、特に読書感想文書くのは割と得意だった。

 本を読むのが好きってのもあったけど、「こういうこと書けば先生に喜ばれるだろう」って内容を取り繕うのが得意だった。考えてみるといつもそうやって文章を書いてた。

だけど結局のところそんな思考が通用するのは中高までで、大人になったら表面だけ取り繕ったその場凌ぎの文章や思考ではやっていけなくなると思う。

 

お陰様で、すっかりいい歳になったわたしは自分の意見を持てない発信できない行動できない空っぽな人間になってしまった。

当然ながら人間関係も不得意。特に団体行動は嫌い。

おまけに自意識ばかりが高くて自己評価はとんでもなく低い。

 

それは仕事においても同様で。

わたしの中では円滑に物事を進めることがとても重要で、自分に自信もないのでなるべく相手に合わせようとするし、(これは違うんじゃないか…)と思ってもあまり意見を言えないタイプだ。

協調性はあるけど主体性はない。

でもそれ自体は決して悪い訳じゃないとは思ってる。

仕事をする上で自分のような人間は必要だとも思う。

だって皆がみんな自分の意見を押し通そうとする人だったら何も上手くいかないもの。

 

だけど

それにしたって

主体性が無さすぎる!

 

誰かと話す時は相手にどう思われるか、不快にさせないかを考えてしまって自分の伝えたい内容を伝えられない時も多いし、自分の発言や判断、行動は果たして『正解』なのか、自分は自分の発言に最後まで責任を持てるのか、そこまで考えてしまってちょっとしたことでも自分で判断を付けることがストレスになる。

だから余計に自分の意見が言えなくて結局誰かの指示に従う責任逃れの日々。

 

でもわたしは決して感情のないロボットじゃない。

いつもいつも結局どこにも吐き出せずに終わった言葉や思いが自分の中にヘドロみたいに溜まってる気がする。それなのにどうやっても吐き出せない。

 

世の中には正解も不正解もないし白と黒で分けられないものだらけだってことは重々承知で、正解の行動を探したところで無駄でしかない。

ましてやドラマの世界を自分に置き換えて正解の台詞を考えてる時点で根本的にずれている。

どうせすべての人に好かれることなんて出来ないんだから、だったら最初から他人ばかり気にしないで自分の思ったことを発信したりやりたいことをするべきだって、頭ではわかってるんだけどなぁ。 

 

最近特に自分のこういう面倒な思考が嫌で仕方なくて、自己嫌悪に圧し潰されて死んでしまいそうです。

 

昨日寝る寸前にふと「2019年は自分の事をもっと好きになってあげたいな」って考えたら、自分に好かれてない自分がなんだか可哀相すぎてちょっと泣いた。