ゴールデンボンバーやっぱすごいって話
新元号「令和」が発表されたのが4月1日午前11:40
その約1時間後の12:50にはゴールデンボンバーが新曲「令和」のMVを完成させて更に1時間後の13:44にはMVをYouTubeに公開、同日中に配信開始というすさまじいスピード感が話題になった。
そして4月3日現在、YouTubeのMV動画の再生数は300万回にまで上っている。
私はもともとゴールデンボンバーのファンでライブに通っていたこともあったがここ1、2年はそこまでのめり込んでいる感じでもなく適度な距離感で応援をしている。
ガッツリズッポリのめり込んでいる時は周りが見えなくなっていたりいて、しかし少し離れてみると物事を客観的に見られるようになるもので、もう何年も経っていても一般的には「金爆=女々しくて」の印象を持っている人も多いように思う。
けれどただ 一発屋という視点だけで見るにはあまりに勿体無い、ゴールデンボンバーはすごいのだ。
常に面白いことを模索、実現している
彼らのすごさは何と言ってもこれに尽きると思う。
今回は世間の関心が大きい新元号に絡めた曲を発表したことでかなり大きな話題になったが、実は今までも結構いろんな試みをしている。
その中で印象深いものをいくつか紹介したい。
1.商品のCM曲を勝手に発表(2012年)
2012年4月1日に森永ICEBOXのCM曲(とCM映像)を勝手に公開。
勿論エイプリルフールのネタとしての楽曲だったが、翌年に一度だけ実際のこの曲と金爆を使ったCMが流れることとなった。(すごい)
2.CDの特典を一切無くす(ついでにジャケ写も無くす)(2014年)
世の中的に全盛期に比べてCDが売れなくなりアイドル含め色んなアーティストがCDに数パターンの特典を付けて販売するシステムがメジャーになった中で、特典を付けずパターン売りをしない曲をリリース。曲以外の要素を極力減らすという意図からジャケット写真も一切無し(すごい)
3.メンバーの体臭を再現した香り付きカードをCDの特典にする(2015年)
前述の「曲のみCD」をリリースした際に「ジャケ写がないことでCDにボーカル以外の要素がなくなってしまった(他メンバーは演奏してないため)」というファンの声を受け、今度は各メンバー要素を極限まで詰め込み同じ曲をメンバーそれぞれが歌う4パターンで販売した。カップリング曲もそれぞれが歌い、特典は各メンバーの体臭付きカードという徹底ぶり。(すごい)
これらはただ闇雲に面白いことをやってたのではない。その時の世間の流れに上手く乗って話題性を広げたり特典を付けて音楽を売る事の是非を考えたり、ボーカル鬼龍院翔の意志や葛藤を金爆らしさ溢れたアイディアに昇華しているというところが最高にかっこいいのだ。
そして今回、年号発表とほぼ同時に新曲発表。
割と付け焼き刃っぽいMVになるかと思いきや予想以上にクオリティが高くて驚くと同時に、こういうところがやっぱり好きだなあと再認識した。
曲もめちゃくちゃいい。平成に思い残しがないように、令和を良い時代にできるように、そんな気持ちになる。
また、こうやって新しい試みを続けるゴールデンボンバーの今後も益々楽しみになった。
何事も受け身で飽きっぽい自分からすれば鬼龍院さんのアイディア力と実現力には憧れしかない。
生きている間に自分も、なにか小さいことでもいいから自分の中で新しいチャレンジしていきたいと改めて思った。
思ってるだけじゃだめなんだけど。
最後に。
「令和」について解説している動画がとても興味深いものだったので貼り付けておきます。やっぱりゴールデンボンバーすごい。